★良い歯科医選びのガイドブック『読売新聞の本 歯科の実力』の詳細は以下のURLよりご確認いただけます。
・歯周病の専門医・認定医のいる歯科と研究機関
・当院非常勤歯科医師吉本彰宏(千葉県)
★ 良い歯科医選びのガイドブック
病院の実力。番外編
読売新聞医療情報部 編
★定価840円
本誌でしか読めない
歯科医の情報・データ初公開!
歯を削られすぎていませんか? 必要ないのに抜かれていませんか?
虫歯・歯周病治療から、インプラント、審美・矯正まで、良い歯科医選びのガイドブック。
歯科の場合は、個人開業がほとんどで、何を基準に紹介すればいいのか、簡単ではありません。“職人”としての技術だけでなく、診断や治療方針が、実は人によって異なってくるので、単純に「いい歯医者」と言い切るのは、なかなか難しいところがあります。どうしたらいいものかと考える中で、注目したのが、分野ごとに学会が設けている専門医や認定医の資格です。「歯科医にも専門がある」という知識を持って、入れ歯に問題があれば入れ歯の専門家を、歯周病が問題なら歯周病の専門家を調べて、かかってみたほうが納得の行く提案や治療が受けられる可能性が高くなるのではないだろうか。そう考えました。
日本には、6万7000軒もの歯科診療所があります。そのうち、この雑誌に収録したの/、わずか2000軒です。この雑誌に入っていない、優れた先生もたくさんいることでしょう。逆に、特定の分野の専門医や認定医の資格を持っていても、経営上、お金になる、自費のかぶせ物やインプラントを勧めたがる歯科医もいるかもしれません。そうした点には注意が必要ですが、それでも、受付の印象や診療所の雰囲気で判断するよりは、意味のある指標になるはずです。本誌が、より納得のいく治療と出会うきっかけになれば、幸いです。 (本誌から抜粋)
歯科医なら、ほとんどが手がける基本技術が「補綴」だ。インレーやクラウンといったかぶせ物をはじめ、ブリッジや入れ歯を使用して、機能を回復させる治療だが、歯科医の技術力に左右されてしまうケースも多い。
一方、チタンのボルトをあごの骨に埋め込んで、人工の歯を作るのがインプラント手術。補綴もインプラントも、完成したら終わりではなく、そこからの定期的なメンテナンスが長持ちさせるひけつだという。
健康な歯は削ると痛いが、虫歯の悪い部分は痛くない。コンポジットレジンというセラミックを混ぜたプラスチックで、虫歯に侵された部分を密封する。金属などと違って、虫歯の形状に合わせて接着できるので少ししか削らず、痛い思いをせずに治療ができる。
根の治療は神経(歯髄)を抜いて、消毒して充てん材を詰める。簡単なようだが、すべての神経を取りきるのは難しい。歯科用顕微鏡で歯の内部を拡大して行うと、80〜90%は成功するという。こうした治療を行うのが歯内療法だが、手間がかかるだけに費用の問題も。
成人の8割から9割がかかっているのが歯周病。40歳以上になると、歯を失う原因は虫歯よりも歯周病の方が多くなる。だが、重い歯周病にかかっても、歯を抜かず、できるだけ残せるような新しい再生治療も普及し始めた。歯茎から血が出るのが気になったら、歯周病の専門医や認定医に相談するのが一番だ。
白い歯にするホワイトニングが注目されているが、歯を総合的に美しくしていくのが「審美歯科」という分野。また歯並びをきれいにする治療が「矯正」。長期間かかるうえ、自費なので治療方針や費用などを十分聞くようにしたい。
一般の人にはあまりなじみのない歯科大学病院。そこには、口の中のがんの治療などを行う口腔外科をはじめ、口臭や味覚異常、いびき・はぎしり治療などの「専門科」「専門外来」がある一方で、虫歯や歯周病、矯正やインプラントなどの基本的な治療も行っている。開業医の治療とどう違うのか? 費用? 保険は? 歯科大学病院との上手な付き合い方を紹介する。
「食事は健康の基本。お口の健康は大切だと思います」
日本人の歯は少しずつ良くなっているけれど・・・・・・
「治療よりメンテナンスが大事だった」
あなたは必要以上に歯を削っていませんか?
「補綴」を支える歯科技工士たち
★定価は税込みです。